「カレンダーにはどのような種類があるのだろう」
「宣伝効果のあるカレンダーを製作したい」
「製作のために何を用意すればよいか分からない」
こんなお悩みはございませんか?
カレンダーは実用性が高いだけでなく、オフィスや家庭内でもよく目にするものなので、宣伝効果の高いノベルティとして人気です。
こちらの記事では、カレンダーの種類や特長などの基本的な情報から、ノベルティとしておすすめする理由まで分かりやすく解説します。
1.カレンダーの種類は大きく分けて2種類(壁掛け・卓上)
カレンダーはデザインを工夫することでさまざまなシーンで活用できます。
主な目的は、スケジュール確認を重視するか、インテリアの一部としてデザイン性を重視するかに分かれます。
スケジュール確認を目的とする場合
写真やイラストを最小限にし、日付部分の余白を大きくすることで、予定の書き込みがしやすくなります。
書き込みを重視する際は、筆記適性の高い「上質紙」や「ケント紙」を選ぶと良いでしょう。
インテリアの一部として飾りたい場合
写真やイラスト部分を大きく、日付部分を小さくすることで、ポスター感覚で楽しめます。
「マットコート紙」は写真やイラストの発色が良くなります。
アラベールやヴァンヌーボなどの「ファンシー紙」ですと繊細な風合いと優しい手触りが得られ、よりおしゃれな雑貨のように使えるでしょう。
さらに、日付の表示方法にも種類があり、1か月ごとや1日ごとにめくるタイプ、1年分を一枚にまとめたタイプなど、利用シーンに合わせて作成可能です。
そんなカレンダーの仕様は、「壁掛け」と「卓上」の二つに分けることができます。それぞれの特長についてみていきましょう。
1-1 壁掛けカレンダーの特長
壁掛けカレンダーとは、フックなどを用いて壁に飾って使用するカレンダーです。
1つのカレンダーを複数人で見ることを想定しており、離れたところからでも確認できるように大きめに製作することが多いです。
一般的なサイズは約530×380mmで、新聞紙を二つ折りした程度の大きさとなります。
代表的なのは、用紙の上の部分をホルダー(タンザック)で留めるタイプです。
カレンダーをめくるたびに破ってしまうことが多い壁掛けカレンダーですが、最近ではデザインを重視したものが多く、リング綴じでめくっていくタイプのブック型の壁掛けカレンダーも増えてきています。
1-2 卓上カレンダーの特長
卓上カレンダーは、デスクの上など日常的に作業するスペースに置いて使用することを想定したものです。
フックや両面テープなどで固定する必要がないため、簡単に持ち運びできて置き場所を選びません。
多くの場合、1つのカレンダーを1人で利用することを想定しており、予定を書き込めるデザインが多いです。置いても邪魔にならないコンパクトなサイズが人気で、A5判前後の大きさで作成されます。
オフィスだと社員の人数分必要になるため、複数人と共有して製作数を抑えられる壁掛けカレンダーよりは割高になってしまうかもしれません。
1-3 オリジナルカレンダーと既製品(名入れ)とは
オリジナルカレンダー
サイズ、デザイン、用紙、加工をカスタマイズして製作するカレンダーです。
デザインや仕様を好きなように決めて作ることができるので、例えば、会社独自で定めている休日を反映させたり社内公募の写真やイラストを使ったり、壁掛けや卓上にとらわれずに手帳型にしたりと、表現の自由度が高いカレンダーといえます。その分、決定する項目も多くなり手間がかかることもあるでしょう。
オリジナルカレンダーは柔軟性がある代わりに、既製品(名入れ)と比較すると多くの時間的コストがかかります。
既製品(名入れ)
カレンダーの製造会社により、サイズ、用紙、デザイン、綴じ加工などが定められたカレンダーです。
企業のノベルティとして使用するために、決められたスペースへ会社名やロゴなどを印刷します。このことから、「名入れカレンダー」と呼ばれています。
全国に流通している形から選択するため、印刷する会社名やロゴ以外は、他社と被る可能性があります。
名入れカレンダーも部数が多いほど単価が安くなり少部数だと割高になりますが、それでも同条件の仕様で数百部程度であれば、オリジナルで製作するより安価です。
2.カレンダーはなぜノベルティに選ばれるのか
2-1 カレンダーの宣伝効果
カレンダーは、長期的な宣伝効果が期待できます。
通常1年間飾るので、社名やPRしたい商品を載せたカレンダーを日常的に目にする機会が増えて、より身近に感じてもらえます。配布するターゲットに沿ったデザイン・形状を選び、会社のイメージ向上や商品販売の促進につながるカレンダーを作成しましょう。
2-2 カレンダーの実用性
カレンダーは意識せずとも、ふと目にする機会が多く、生活のさまざまな場面で活用されています。
壁掛けカレンダーと卓上カレンダーで想定される使用例は下記の通りです。どれも1日の中で考えられる行動ではないでしょうか。
壁掛けカレンダー
・手元にカレンダーがないとき
・応接室や会議室など集団で日程を調整しているとき
・会社内をルーティンで通るとき
・家族が集まるリビングで計画を立てているとき
卓上カレンダー
・PCやスマートフォンで作業を行っているとき
・オンライン会議をしているとき
・打ち合わせの日程を書き込んで調整したいとき
・壁掛けカレンダーのない場所で作業や会議をするとき
2-3 カレンダー製作のハードルは低い
実用的かつ長く宣伝効果を発揮するカレンダーは、製作したいと考えているけど、何をすればよいかわかりづらいこともあるかと思います。
最も時間的コストをかけずに製作できるのは、既製品(名入れ)です。
ロゴや会社名のデータを用意し、カタログやWeb上のテンプレートから希望のデザインを選べば後は納品を待つだけです。印刷するデータの制作やチェック、調整は印刷会社にて行ってくれるので、データの取り扱いがわからない方でも問題ありません。
また、オリジナルカレンダーも、決定する項目がたくさんと先述しましたが、ある程度作りたいイメージが決まっていれば印刷会社がサポートしてくれるはずです。 ビジネスシーンでは鉄板ノベルティとして喜ばれるカレンダー、ぜひお気軽に製作してみてはいかがでしょうか。
3. カレンダー製作で覚えておくと便利なこと
3-1 カレンダー製作の繁忙期
カレンダー製作は、カレンダーの性質から納品日が11月の末~12月の初旬ごろに集中します。
そのため製作の繁忙期(10月~11月)では、カレンダーを製作する機械の予定確保がとても困難になります。また、既製品(名入れ)は在庫限りの販売となり、選んでいる間に売り切れてしまう可能性もあるため、ご注意ください。
カレンダー製作では早め早めの動きだしが重要です。
3-2 カレンダーの発注目安
オリジナルカレンダー
リピートして製作するときは、昨年と同様のスケジュール感で進めることが多いですが、新規で製作する場合は、製造過程で事前に検証が必要な場合などがあるため、より多くの時間を要するでしょう。
オリジナルは、仕様によって大きく異なるため、製作を考えたらなるべく早めに動き出すことをおすすめします。
既製品(名入れ)
6月、7月あたりから発売が開始されます。10月の初旬ごろを目安に発注するのがおすすめです。発注予定の数量にもよりますが、10月の中旬以降から売り切れてしまう商品が出てくるので、欲しい商品の在庫があるか、事前に発注先に確認しましょう。
3-3 ギリギリまで内容を決めるのを遅らせたいときの解決策
「カレンダーの製作を検討していたが、機械の予定が入らずに想定していた納品日に間に合わない」このようなときは、綴じ加工のない卓上カレンダーを検討してみてはいかがでしょうか。
綴じ加工のないカレンダーとは、専用のケースにカレンダーをセットしたものです。綴じ加工の工程を省けるため、納期短縮につながります。
また、プラスチックケースで高級感を出したりペン立てを付けたり、+αの付加価値を与えることもできますよ。ただし、カレンダーケースも既製品であるため、在庫状況の確認は必須です。
3-4 紙製パーツの利用で、捨てる際もグッドな印象!
カレンダーを綴じるパーツにプラスチックやスチールなどが使われている場合、処分時に分別をする必要があります。
壁掛けカレンダーではホットメルト製本(カレンダーを構成する複数枚の用紙を厚い紙で包み、接着剤で接着して綴じる製本加工)、卓上カレンダーでは紙製のリングを使用することで、役目を果たしたカレンダーを丸ごと紙製品のリサイクルまたは燃えるごみとして処分することが可能となります。
しかし、加工できる機械が少なく、プラスチック製やスチール製に比べると製造に時間がかかります。ご希望の際は早めに要望を伝えておくと安心です。
3-5 印刷会社にカレンダーを依頼するメリット
「データの取り扱いが不安」、「ざっくりした情報でお任せしたい」このような場合は、印刷会社に依頼すると安心です。データチェック、調整、デザイン制作をお任せすることができます。
また、こんな感じのカレンダーが作りたいといった漠然としたご要望からピッタリのカレンダーをご提案することも可能です。製作の中で不安なことがあればすぐにご相談でき、納品時の袋入れや仕分け発送などの詳細な要望にも対応してくれるでしょう。
納品まで安心して進行をおまかせできることが印刷会社でカレンダーを製作するメリットです。
まとめ.企業カレンダーは会社の顔
カレンダーはビジネスシーンでは特に実用的かつ長く宣伝効果を発揮するノベルティです。
壁掛けか卓上か、既製品(名入れ)かオリジナルカレンダーか、それぞれの特長からベストな選択をして取り入れてみてください。
データの取り扱いが不安な方や、オリジナリティあふれる凝ったカレンダーを製作したい方には印刷会社への依頼がおすすめです。この記事を読んで、カレンダーの製作をしてみたいと思った方は、ぜひ当サイト『紙ソムリエ』にご相談ください。