ご相談ありがとうございます。
印刷物の保存形式、いろいろあってややこしいですよね。
「JPG」は、ファイルサイズが小さいわりに色はフルカラーに対応していて綺麗です。人物や風景写真の保存に適しており、繊細なグラデーションや自然色を表現できます。しかし、保存時に視覚では認識しづらい情報を切り捨てる「非可逆圧縮」という方式でファイルを小さくしています。保存し直すたびに圧縮がかかるため、画像が粗く見えてしまうことがあり、しかも一度圧縮すると元には戻せません。撮影した元データをそのまま印刷する、またはそのまま画像編集ソフトで加工する分には問題ありませんが、編集や保存を繰り返してから印刷する場合には不向きです。
以下に印刷物における保存形式の違いをまとめましたので、ご参照ください。
まとめますと、印刷データに適した拡張子(保存形式)は、「.jpg(.jpeg)」「.tiff」「.psd」「.eps」の4つとなります。
一方でWeb表示に適した拡張子(保存形式)は、「.jpg(.jpeg)」「.png」「.gif」の3つとなります。
どれであっても印刷は可能ですが、データの扱いやすさや透過性、解像度の保持が使い分けのポイントです。印刷が綺麗に仕上がる解像度は「350dpi」ですので、そちらだけは守ってくださいね。
画像は印刷物の印象を左右する大事な要素です。もし不安に思われることがありましたら、「お問い合わせフォーム」より実際のデータをお見せいただければ、より具体的にご案内いたします。
以上、参考になりましたら幸いです。