これだけは押さえておきたい
という印刷用語を、
紙ソムリエがわかりやすく
解説しています!

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モアレ
網点が重なったとき、間隔の差で生まれてしまう縞模様のこと。モアレは規則正しい模様が重なったときに起こるものなので、印刷物以外でも発生する現象です。特に細かい網目やストライプ模様の画像、既存の印刷物のスキャンデータだと網点 […]
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CTP
フィルムを作らず直接版を作る現在主流の方式。CTPは、Computer To Plateの略称です。 従来の印刷で行っていた、データから専用フィルムを出力しそのフィルムを刷版に焼付ける工程をデジタル化することで、データを […]
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網点
印刷物の色を構成する細かい網状の点。この小さな点の大きさ・密度と、紙の色(白など)のバランスによって色の濃淡が表現できます。一般的な印刷ではそれに加えてCMYKの4色の網点を重ねた集合体で、印刷物の紙面の色を再現していま […]
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オンデマンド印刷
版を必要としない印刷方法のこと。印刷データを印刷機に直接流し込んで処理することで、版を作る工程を省いて印刷できます。そのため少部数を安価にスピード納品できますが、品質はオフセット印刷に少し劣ります。詳しくは「オフセット印 […]
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オフセット印刷
版を使用した印刷方法のひとつ。安定した品質で大量の印刷が可能です。細かい文字や線をはっきりと印刷でき、色むらのないきれいな発色を出すことができます。しかし、「版」の製作費用や「用紙」の枚数分の費用がかかってしまうため、1 […]
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クラフト紙
茶色い色が特徴的な高い強度を持つ紙。他の素材よりも繊維が長いクラフトパルプを原材料にしているため、破れにくくて丈夫です。光沢がなくざらざらとした質感となります。クラフト紙が茶色な理由は、繊維が傷み強度が落ちる漂白剤を使わ […]
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バリアブル印刷
ベースとなるテンプレートデータと、可変する情報を1点ずつ差し替えて行う印刷。可変印刷とも呼ばれます。固定された部分と可変する部分に分かれて意匠が設計されている印刷を指していて、単純な宛名以外にもコンテンツやバーコードなど […]
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グラビア印刷
版に凹みを作ってそこにインクを流し込み転写する印刷方法。凹版印刷の一種です。インクに厚みを持たせることができるため、細かい濃淡を表現するのに優れ、高品質なカラー表現が可能です。その特性から写真の印刷に適しているほか、現在 […]
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ユポ紙
耐水性と耐久性に優れた合成紙。木材パルプではなく、石油からできる合成樹脂のポリプロピレンを主原料としています。このためプラスチックと似た特性を有し、水に濡れても破れにくく丈夫です。 加えて油や薬品で濡れても劣化が少なく、 […]
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再生紙
古紙をリサイクルして作った紙。原料となる古紙にインクなどの不純物が残っているため、古紙の含まれる割合が大きいほど用紙に色が付きます。 しかし近年は技術の向上で普通紙に近い質感の再生紙も生まれ、幅広い用途で使用されるように […]