「忙しい年末に年賀状を作る時間がない」
「デザインセンスに自信がない」
「写真が綺麗な年賀状を作りたい」
そのお悩み、印刷会社にお任せください!年賀はがきの購入から宛名印字まで丸投げOK。
衛生面に配慮した抗菌・抗ウイルス印刷や、高級感を出せる箔押し加工で、付加価値のある年賀状も作成できます。
この記事では、印刷会社に年賀状印刷を頼むメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
印刷会社を活用して、かんたんに素敵な年賀状を作っちゃいましょう!
1.年賀状を外注する方法
年賀状を発注できる主な外注先には、コンビニ・スーパー・郵便局・印刷会社などがあります。
ここでは、パソコンやスマホからコンビニ・スーパー・郵便局の年賀状印刷を注文する方法を説明します。
1-1 基本的な外注方法
基本的な注文の流れは下記のとおりです。
1)デザイン決定
人気キャラクターや写真入りのデザインなど、さまざまな種類のテンプレートからお気に入りのデザインを選択します。
2)詳細決定(文章、書体、写真など)
挨拶文のフォントや文字色、アップロードする写真などを決めます。
3)注文
注文枚数や受取方法、支払方法を選択します。
4)商品受取
基本的にご自宅にお届けとなりますが、コンビニやスーパーを利用するのであれば、店頭受け取りも可能です。
1-2 コンビニ・ネット印刷などに頼むメリット
・コストの調節がしやすい
枚数ごとに料金が設定されているので、どのくらいコストがかかるのか一目でわかります。
通常、年賀状の受付は10月頃から始まり、「早期割引特典」がある会社も多いので、早めに申し込みをするとお得に作成できます。
・24時間いつでも注文できる
インターネットからの注文なら土日や祝日、営業時間などを考える必要はありません。気が向いたときにデータを作成・申し込みできます。
・納期を調節しやすい
印刷会社とは違い、納期が調節しやすいのも嬉しいポイントです。
ネット印刷は印刷会社とは違い、営業担当者はつかないので、スケジュールをすり合わせる必要がなく、自分の都合で動きやすくなります。
・投函までしてくれる
印刷後、そのままポストに投函してくれる「投函代行サービス」を行っている会社もあります。注文ボタンを押したら、あとはすべてお任せなのでとても便利です。
1-3 コンビニ・ネット印刷などに頼むデメリット
・印刷データを自分で用意しなければならない
ある程度のデザインのフォーマットはありますが、画像やあいさつ文を追加する場合は自分で調整し、データを用意しなければなりません。
・オリジナリティがでない
様々なフォーマットから好みのデザインを選ぶことはできますが、オリジナリティはでません。同じサイトを使用していれば、デザインがかぶってしまう可能性もあります。
・途中経過が見られない・出来上がりまで分からない
データの作成はすべてパソコンやスマホの画面上で行います。納品されたときに初めて実物を見ることができるので、文字のサイズ感や色が思っていたのと違う…という可能性もあります。
・コンビニのマルチコピー機だと印刷の質が落ちる
印刷専門の機械に比べると、やはりマルチコピー機は印刷の質が劣ります。特に、写真入りのデザインはクオリティが低くなってしまうのでおすすめしません。
いつでも簡単に手ごろな年賀状を作成できるのが最大のメリットです。
それに対して、クオリティにこだわりたい方におすすめするのが、担当がつく印刷会社の年賀状です。ここからは、印刷会社に頼むメリット・デメリットについてご説明します。
2.年賀状を印刷会社に頼むメリット
2-1 デザイン自由自在
印刷会社が用意したデザイン案に、会社のロゴや社名、画像をプラスしてオリジナルの年賀状が作成できます。
また、作りたい雰囲気を伝えるだけで完全オリジナルのデザインを、作成・提案してくれる印刷会社もあります。「他とは違う年賀状を作りたいけど、自分のデザインセンスに自信がない」とお悩みの方は、ぜひ印刷会社にご相談ください。
2-2 特殊な印刷・加工にも対応
印刷会社にお願いすれば、色鮮やかな年賀状が作れるだけでなく、さまざまな加工でさらに華やかにすることができます。
・抗菌・抗ウイルス印刷
衛生環境に対する意識の高まりとともに増えてきているのが、抗菌・抗ウイルス印刷です。特殊なコーティングを施すことで、菌やウイルスの増殖を防ぎ、衛生的な年賀状を作れます。
抗菌印刷・抗ウイルス印刷については、こちらの記事で詳しく説明しています。
・箔押し加工
箔押し加工は、文字や柄に金属の質感を持たせ、豪華さを演出します。とても華やかな見た目なので、年始のあいさつにピッタリの加工です。ただし、細かすぎる文字はつぶれてしまう場合があるので、文字サイズには注意しましょう。
箔押し加工については、こちらの記事で詳しく説明しています。
・香料印刷
香料オイルをインキに混ぜ合わせた香料インキを使用することで、手でこすると匂いのする年賀状を作ることができます。目で見て楽しむだけでなく、香りまで楽しめる年賀状なら、印象に残ることまちがいなし!つい手元に置いておきたくなる良い香りで、販促ツールとしての効果も抜群です。
・発泡印刷
熱を加えると盛り上がる特殊なインキを使用し、もこもことした柔らかな風合いに仕上がるのが「発泡印刷」です。手に取って触れてみたくなるデザインで 、オリジナリティを演出できます。紙の種類によっては、熱によって曲がってしまう可能性があるので要注意です。
2-3 プロの意見が聞ける
「ネット印刷だとテンプレート通りで融通が利かない」「出来上がりがイメージ通りじゃない」という経験はありませんか?
印刷会社に依頼すれば、印刷のプロである営業担当者からの提案に加え、自分のアイデアも取り入れることができます!難しいかな…と思っても、まずは相談してみてください。
また、自分では気づきにくい誤字脱字などの間違いを見つけてもらうことができ、質の高い年賀状が作成できますよ。
2-4 微調整可能
ネット印刷の注文だと、パソコンなどの画面上で見た色味と出来上がりが違う、なんてこともありますよね。
印刷会社なら色校正ができて、色のギャップに困りません!
色校正とは、印刷物の仕上がりの色を確認するための試し刷りのことです。工程が一つ増えるのでコストと時間はかかりますが、イメージ通りの年賀状を作るのに欠かせない作業です。色校正について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
2-5 紙にこだわる
年賀状といえば日本郵便が発行する年賀はがきを使用することが多いかと思いますが、私製はがきでも送ることが可能です!
郵便局の定めたはがきの規定サイズ内なら、好きな用紙で年賀状を作ることができ、切手の下に赤字で「年賀」と書けばきちんと元旦に届けてもらえます。
通常の年賀はがきへの印刷だと端に余白ができてしまいますが、私製はがきなら大きな紙に刷ってから断裁するので、紙面いっぱいにインキをのせられるというメリットもあります。
用紙、絵柄にこだわってインパクトのある年賀状に仕上げましょう。
2-6 宛名印字・投函まで丸投げOK!
手書きするのも、自宅プリンタで1枚ずつ印刷するのも面倒な宛名印刷ですが、印刷会社なら宛名印字はもちろん、そのまま投函してくれるサービスまであります!
個人情報の取り扱いが心配な方でも、プライバシーマーク(※)を取得している印刷会社に頼めば安心です。
※プライバシーマーク制度… 事業者が個人情報の取扱いを適切に行う体制等を整備していることを評価し、その証として“プライバシーマーク”の使用を認める制度のこと。(公式HPより引用)
3.年賀状を印刷会社に頼むデメリット
3-1 コストが不透明
年賀状の作成には、年賀はがき代に始まり、デザイン代、印刷代、加工代などさまざまな費用が発生します。
用紙や加工の種類、宛名印字や投函代行サービスなどのオプションを付けるかどうかで費用は大きく変わるため、ネット印刷に比べるとコストが不透明です。
しかし、年賀状を一から作る手間と出来上がりの品質を考えれば、印刷会社に頼むメリットは大きいでしょう。
3-2 納期に注意
年賀状の作成を印刷会社に頼むと、担当者との打ち合わせ、データの確認、試し刷り、色調補整などさまざまな工程が発生します。しかも印刷会社の営業日以外では、これらの発注業務が進みません。
しかし、満足のいく年賀状を作るためには、上記の工程は不可欠です。きちんと行えるように余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
3-3 修正が大変
「デザインを修正したい」「文言を追加したい」「肩書が変わっていた」「喪中の知らせが遅くに届いた」など、変更したい点が発生しても、印刷後には対応できないことがあります。
修正できたとしても、納期が遅れたり追加料金がかかったりするので、後から修正する必要がないようにデザインや送り先はよく確認しておきましょう。
4.意外と知らない?年賀状マナー!
心を込めて作った年賀状もマナー違反をしていると台無しです。
大切な新年のあいさつで失礼のないよう気をつけましょう!
4-1 使ってはいけないもの
・忌み言葉
不幸を連想させるような言葉は、縁起が悪いため避けましょう。
「去年は大変お世話になりました」⇒「旧年は大変お世話になりました」
「去年」には別れをイメージさせる「去る」が含まれているので、使用しないようにしましょう。「旧年」の他に「昨年」も言い換えられます。
他には、死、血、無し(梨も含む)、終わる、割れる、朽ちる、別れる、離れる、苦しむ、往く、散る、枯れる、衰える、折れる、など
新年のおめでたい挨拶にふさわしくない不吉な言葉に注意して、年賀状を作成しましょう!
・挨拶文に句読点を入れない
「、」や「。」の句読点は「句切り」を意味します。新年を迎えたおめでたい挨拶に「句切り」をつけると、相手との関係や良いことへの句切りを連想させてしまいます。
簡潔な文章を書くことを意識しましょう。もし長くなってしまうようなら、改行やスペースで調整し、読みやすい文章を目指しましょう!
・文字修正(修正テープ・修正液は使わない)
住所や名前を書き間違えた、うっかり句読点を打ってしまったときもありますよね。でも、漢字の書き間違いだけでなく、句読点のようなどんなに小さなミスでも、修正テープや修正液を使うことは失礼にあたります。
「書き直すのが面倒だったんだ…」「新しいハガキを買いたくなかったのか…」と、その気がなくても相手に誤解されてしまう場合があります。
年賀状は新しい年に送るはじめての挨拶状です。新しいハガキに改めて書き直し、もらった側も送る側も気持ちの良い年賀状を作りましょう。
また、書き損じは郵便局で手数料を払って交換することができるので、間違えても捨てないでくださいね!
4-2 賀詞にも注意
賀詞とは、年賀状の文頭に添えられた新年を祝う言葉のことです。
一文字の「寿」から「あけましておめでとうございます」といった文章のものまで、賀詞の種類はさまざまです。賀詞の種類と意味をしっかりと使い分けていきましょう!
・一文字の賀詞
「寿」 めでたい、よろこび
「賀」 祝い
「禧」 よろこび、さいわい
・二文字の賀詞
「賀正」 正月を祝う
「迎春」 新春(新年)を迎える
「慶春」 新春(新年)を喜んで祝う
・四文字の賀詞
「謹賀新年」 謹んで新年をお祝いいたします
「謹賀新春」 謹んで新春(新年)をお祝いいたします
「恭賀新年」 恭しく新年をお祝いいたします
・文章の賀詞
「あけましておめでとうございます」
「新年おめでとうございます」
「謹んで年頭のご祝詞を申し上げます」
・目上の方や職場の上司、先生などには四文字の賀詞を使う
一文字や二文字の賀詞は簡略化された表現で、目上の方に対して使用するのはマナー違反になります。「謹賀新年」「恭賀新春」のように、「謹んで」や「恭しく」といった相手に敬意を表す言葉が入った賀詞を使いましょう。
まとめ.忙しい年賀状作りは印刷会社へお任せ
ひと手間かけた紙の年賀状は相手に対して温かい気持ちを届けられます。ぜひ、こだわりをもった素敵な年賀状を作ってみてください。年賀状を出す人が減った今こそ、新しい年の最初のあいさつで周りと差をつけましょう!
コミュニケーションツールとしてだけでなく、販促ツールとしても使えます!プライベートとは違う失礼のないビジネス用の年賀状…不安な方は『紙ソムリエ』にご相談ください。