これだけは押さえておきたい
という印刷用語を、
紙ソムリエがわかりやすく
解説しています!
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版ずれ
印刷物の版がずれて印刷されてしまうこと。印刷はCMYKの四色の版を重ねて色彩を表現しているため版の位置がずれると、色がブレてぼやけているように見え、隙間に紙の地の色が出てしまう場合もあります。 特にリッチブラックなどの四 […]
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掛け合わせ
二色以上の色を重ねて色を表現すること。印刷機はこの掛け合わせによってさまざまな色彩を表現しており、例えば「紫」はM(マゼンタ)とC(シアン)の掛け合わせによって表現されています。合わせる色の数によっては総インキ量が多くな […]
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線数
印刷物の網点のきめ細かさを示す値。1インチ(25.4mm)あたりに並ぶ網点の数を表していて、175lpiの場合1インチに175個の網点が入るレベルの細かさということになります。線数が大きいほど網点は目立たなくなりますが、 […]
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DTP
パソコン上で印刷物のデータを制作すること。DTPは、Desktop Publishingの略称です。 かつて複数の人間が分担して行ってきたデザインや版下の制作などの印刷工程は、DTPの普及でパソコンさえあればほとんどの作 […]
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乱丁・落丁
どちらも印刷段階で起こるミス。複数ページの印刷物で、ページの順番が入れ替わって前後してしまうことを「乱丁」、ページ自体が抜けてしまっていることを「落丁」と呼びます。これらを防止するために「背丁」や「背標」という目印を付け […]
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モアレ
網点が重なったとき、間隔の差で生まれてしまう縞模様のこと。モアレは規則正しい模様が重なったときに起こるものなので、印刷物以外でも発生する現象です。特に細かい網目やストライプ模様の画像、既存の印刷物のスキャンデータだと網点 […]
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CTP
フィルムを作らず直接版を作る現在主流の方式。CTPは、Computer To Plateの略称です。 従来の印刷で行っていた、データから専用フィルムを出力しそのフィルムを刷版に焼付ける工程をデジタル化することで、データを […]
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網点
印刷物の色を構成する細かい網状の点。この小さな点の大きさ・密度と、紙の色(白など)のバランスによって色の濃淡が表現できます。一般的な印刷ではそれに加えてCMYKの4色の網点を重ねた集合体で、印刷物の紙面の色を再現していま […]
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オンデマンド印刷
版を必要としない印刷方法のこと。印刷データを印刷機に直接流し込んで処理することで、版を作る工程を省いて印刷できます。そのため少部数を安価にスピード納品できますが、品質はオフセット印刷に少し劣ります。詳しくは「オフセット印 […]
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オフセット印刷
版を使用した印刷方法のひとつ。安定した品質で大量の印刷が可能です。細かい文字や線をはっきりと印刷でき、色むらのないきれいな発色を出すことができます。しかし、「版」の製作費用や「用紙」の枚数分の費用がかかってしまうため、1 […]
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バリアブル印刷
ベースとなるテンプレートデータと、可変する情報を1点ずつ差し替えて行う印刷。可変印刷とも呼ばれます。固定された部分と可変する部分に分かれて意匠が設計されている印刷を指していて、単純な宛名以外にもコンテンツやバーコードなど […]
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グラビア印刷
版に凹みを作ってそこにインクを流し込み転写する印刷方法。凹版印刷の一種です。インクに厚みを持たせることができるため、細かい濃淡を表現するのに優れ、高品質なカラー表現が可能です。その特性から写真の印刷に適しているほか、現在 […]