これだけは押さえておきたい
という印刷用語を、
紙ソムリエがわかりやすく
解説しています!

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箔押し
箔を熱と圧力で紙に転写する加工。箔とは金属を薄く伸ばしたもので、金や銀のほかにも赤や青、ホログラムなどたくさん種類があります。通常のインキでは表現できない光沢や華やかさがあり、高級感もぐっと増すため、冊子以外にも名刺やポ […]
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エンボス加工
インキやフィルムなどは使わず、型押しによって紙に凹凸を作り文字や模様を浮き出させる加工。凸版と凹版で紙を挟むため、表面はでっぱり裏面はへこんだ状態で仕上がります。印象的な手触りで高級感を演出できるほか、視覚障害を持つ方に […]
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PP加工
紙の表面にフィルムを貼ることで表面をコーティングするラミネート加工の一種。PPはポリプロピレンを略した用語です。主に冊子の表紙やカバーなどに用いられ、傷や色移りから印刷面を保護できます。 また、光沢があり発色も鮮やかに見 […]
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折丁(おりちょう)
複数ページが面付けされた一枚の大きな印刷用紙を、1ページ大の大きさにまで折りたたんだもの。ページ数が多い場合はこの折丁を複数重ねて糊や針金で止めることで冊子が作られます。また、正しい順番に面付できているかを確認するために […]
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面付け
印刷物を作る際に、用紙に各ページのデータを並べて配置すること。特に複数ページの印刷物は、一枚の大きな印刷用紙にまとめて複数ページを印刷し、それを折りたたんでまとめたものを断裁することで本の形になります。このため面付けの作 […]
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版ずれ
印刷物の版がずれて印刷されてしまうこと。印刷はCMYKの四色の版を重ねて色彩を表現しているため版の位置がずれると、色がブレてぼやけているように見え、隙間に紙の地の色が出てしまう場合もあります。 特にリッチブラックなどの四 […]
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掛け合わせ
二色以上の色を重ねて色を表現すること。印刷機はこの掛け合わせによってさまざまな色彩を表現しており、例えば「紫」はM(マゼンタ)とC(シアン)の掛け合わせによって表現されています。合わせる色の数によっては総インキ量が多くな […]
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線数
印刷物の網点のきめ細かさを示す値。1インチ(25.4mm)あたりに並ぶ網点の数を表していて、175lpiの場合1インチに175個の網点が入るレベルの細かさということになります。線数が大きいほど網点は目立たなくなりますが、 […]
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無線綴じ
糸や針金ではなく糊で仕上げる製本。重ねた本文の背の部分を糊で固めているため、平綴じや中綴じよりもページ数の多い印刷物に対応できます。また、糊で固めた本文をくるむ形で表紙が付きます。詳しくは「中綴じ・平綴じ」「無線綴じ」の […]
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中綴じ
平綴じと同様に針金で綴じるシンプルな製本。平綴じとは針金で綴じる場所が異なり、中綴じは冊子の折り位置である見開きの中央を綴じるため、平綴じよりも大きくページを開くことができます。中綴じは一枚の紙の左右と表裏で4ページ分な […]