印刷用語辞典

スピンドル紐

アクリル製やレーヨン製の繊維を三つ編み状に編み込んだ紐のこと。柔らかい手触りで持ちやすい、丈夫、お手頃な価格といった特徴があります。 色数も太さも充実しているので、用途に合わせて選ぶことができます。

奥付

本のタイトル、著者名、発行者、発行年月日など、その本の情報が記載された部分のこと。読みは「おくづけ」。本の巻末付近に載っていることがほとんどです。 奥付はその本の「責任の所在」を明確にするためにあります。ですので、出版し […]

裏写り（移り）

印刷したインキが乾く前に次の印刷物が重なり、裏側にインク（絵柄）が写ってしまうこと。 インキの盛りすぎ、乾きにくい紙を使用、写真や絵柄が多いデザイン、印刷環境、乾燥不良などによって発生しやすくなります。パウダーを散布し印 […]

スクリーン線数

1インチの間にインキの点がどれだけ含まれるかを示す、印刷の細かさの単位。lpi（ライン・パー・インチ）という単位で表すこともあります。 スクリーン線数が大きければ大きくなるほど、インキの点は小さくなり、より緻密な仕上がり […]

袋文字

装飾文字の一種で、文字の外側を縁取った文字のこと。縁取り文字。文字の内部を白で塗りつぶしたものは、白抜き文字とも呼ばれます。 袋文字はデザインのアクセントとなり、目を引く効果があります。 また、写真やイラストの上に文字を […]

ムエット

香りを試すために使う、アロマオイルや香水などを染み込ませる紙のこと。試香紙とも言います。 紙自体に匂いがなく、ある程度厚みがあり、吸液性の高い紙が使用されます。 細長い形が一般的ですが、印刷や型抜き加工などでブランドイメ […]

S綴じ

長辺を綴じること。縦綴じともいいます。 S綴じの「S」は「Side Opening」の「S」です。「綴じ目が長い辺にあるものをS型と呼ぶ」ということは、JIS規格で規定されています。 S綴じの印刷物は片手でも扱いやすく読 […]

E綴じ

短辺を綴じること。横綴じともいいます。 E綴じの「E」は「End Opening」の「E」です。 ファイルやバインダーの表記で「A4-E」や「A4 E」と書かれている場合、この短辺綴じタイプを示しています。 短い辺を綴じ […]

眠い画像

コントラストが低く、メリハリがなく、濃淡の範囲が狭くなっている画像のこと。 明るい部分が暗く、暗くなければいけない部分が浅くなっているため、全体的にぼんやりとした印象を与えます。 写真やデザインの分野でよく使われる用語で […]

タトウ

ポケットがついた二つ折りの紙製ファイルのこと。「ポケットフォルダー」とも呼ばれます。 冊子とは違い、情報の追加や部分的な差し替えが簡単です。主に会社案内や製品の企画書、提案書をまとめる際に使用されます。